真夏の陽射しの中、汗だくになりながら、夢中で走った。



早く、結衣に会って謝りたいし、

自分の想いを伝えたい。



結衣の初めてを全て、杉枝先輩の奪われたのは悔しいけど。


それ以上に、ヤリ捨てられて別れられた結衣のキモチや心の傷の深さを考えるとやり切れない。




結衣が来る前に、公園の到着。


汗だくなって濡れた制服のカッターシャツをパタパタさせる。