でも、このまま擬似恋愛を続けていくのは辛かった。



私は樹也がスキ。


そのキモチは日に日に増してゆく。


最近、私を避けている樹也。


そのワケも知りたかった。


私はりりなに後押しされて、自分の本当のキモチを伝える為に、樹也を屋上に呼び出した。

ランチタイムを終えて、昼休み。

屋上のアスファルトに照りつける初夏の陽射しが眩しい。


互いに、久しぶりに顔を合わせた。



「樹也・・・」



「何の用だ?結衣」