「残念だったねーでも、私たちは2年生だし、来年もあるし・・・」


私は浮かない顔の樹也を励ます。



「・・・」



「・・・」



樹也は私の励ましに何の反応も示さなかった。


こんな樹也は初めてだから、私はどうしていいのか?戸惑う。



「…ゴメン…今日は一人で帰ってくれ」


「へっ、あ…わかった・・・」



樹也はそうクールに吐き捨てて、先にスタスタと歩き始めた。