コンビニの前に着くと
制服姿で座っている男子生徒が2人いた
藤川だ・・・
携帯を片手に隣の人と話している
隣にいる人は見た目からして
チャラそうだ
その様子を見ていた
私に藤川は気がついたようだ
「遅ーよ」
と話しかけてきた
なんなのこいつ!
自分から呼んどいて!
前から思ってたけど
なんでこんな俺様なのよ!
「この子が栞ちゃん?」
「あぁ」
私を指差すチャラ男に対して
簡単に返す藤川
「俺、川島 亮!よろしくなっ」
「は、はぁ」
なんだか気が抜けちゃうな・・・
「で。お前学校行かずに何してた?」
「・・・寝てた」
「あっそ」
あっそ?
あんたが聞いたんでしょー!!
「お前返信しろよ」
「え?」
「メール」
そうそう!
「メール見たからココ来たんだろ?」
「なんであんた私のアドレス知ってるわけ?」
「あー・・・なんか赤木に聞いたら
親切に教えてくれたぜ?」
もーえー!!
何してくれんのよ!
「じゃ行くか」
と藤川が歩き出す
そのあとをチャラ男がついて行く
「ちょっ!ドコ行くの!?」
「まぁついて来ればわかるよ♪」
どこか楽しそうなチャラ男に
腕を引かれ私たちは歩き出す

