私たちは手を繋ぎ学校を出た

季節は夏
暗くなるのがはやかった

秀は私を家まで送ってくれた
帰り際に触れるだけのキスをした

秀が見えなくなるまで
手をふり

私は鞄から鍵を取りだし
ドアを開けた

・・・誰もいない・・・か。

私は階段を上がり
自分の部屋のベッドに倒れこんだ


私の家族は全員で6人。
両親に5歳年上の姉と3歳年上の兄
2歳年下の弟がいる

両親は仕事が忙しく家にはいない

姉と兄は恋人の所で過ごしていている

弟は親友の家で泊まっている
親友の家族が可愛そうだから・・・と
ゆー理由で泊めてくれているらしい。
親同士も仲良くてすぐに決まったらしい。

だからこの家には私1人で
暮らしているに近い

お金は毎週親が1人ずつ
置いていくから
生活には困らないが
やっぱり1人だと寂しい


ー・・・・・・
私はそのまま意識をなくした