「・・え」
「「は?」」
見事に私と亮の声がハモった
「・・廉って言え」
・・・は?
聞き間違えた?
「なんだよ廉~。お前結局
呼んでほしいんじゃん!!」
・・・どーやら聞き間違えじゃないらしい
「言え」
さっきまでのゆでダコはどこへ・・?
「言えって」
・・・強制らしい
言うまで続きそうだ
「・・・廉」
「・・・。」
は?
「言ったじゃん!」
「あぁ・・言ったな。」
そうだけ言うとフッっと笑った
は?
まじで意味わかんない!!
「私、帰る!!」
「え?帰るの?」
今まで2828笑っていた
亮がやっと口をはさんだ
私はドアノブを開けて
廊下を早歩きで歩いた。
早く帰りたいのに
こーゆーときにかぎって
早く帰れない
・・・廊下が長い!!
やっとの思いで玄関に着き
靴を履いてるとき
後ろから声がした
「お帰りですか?」
!!?
声がした方へ振り返ると
爺と呼ばれていた男性がいた。
「あ、はいっ。お邪魔しました」
軽く頭をさげて玄関を出た。

