部屋の中はやっぱり広くて
こんな奴には、もったいないくらい広かった。
「廉の部屋、広いよなぁ。何回来ても思うわ・・」
「・・・うん。広い」
「部屋。荒らしてないよな?」
そういい藤川が眉間にしわをよせ
部屋に入ってきた。
「荒らしてねーよ!!」
「・・・」
「あ、あのさ・・私なんで藤川の家に連れて来られたわけ?」
今聞いていいのかわからず
でもどのタイミングで言えばいいのかも
わからなかったから
今このタイミングで聞いてみた
藤川は横目で私を見て口を開いた
「暇なら付き合ってやろうかと思って・・」
ん?
えっと・・
「私が暇?」
「あぁ」
私いつ暇って言いました?
あえて口には出さず
心の中で聞いてみたが
言いたいことが顔に出ていたのか
「・・学校来てなかったろ?だから暇かと思って。」
と、わざわざ答えてくれた
「来てないの知ってたんだ・・」
「・・・あぁ」
藤川はチラッとチャラ男を見ると
チャラ男が口を開いた
「まぁ1回、学校行ったからね!」
「そーなんだ・・」

