門が広いだけあって
勿論、玄関も広かった

黒に統一されていて
何故か着物を着たお爺さんが立っていた

「お帰りなさいませ坊っちゃん」

・・・!?
坊っちゃん?
ってことはこの人
執事とかゆー人!?

「爺か」

「亮さまと・・・そちらのお嬢さんは?」

「あぁ」


答えになってないし!

「亮。そいつ部屋連れてっとけ」

「おぅ♪」

「・・・勝手になんでも荒らすなよ」

そう言い廊下の奥へと
歩いていった

「栞ちゃん!こっち」

チャラ男はニコニコ笑って
階段を上っていった
私もチャラ男に続いて階段を上がった

2階に上がっても家の広さは変わらずで
廊下の左右にいくつものドアがあった。

チャラ男は1番奥のドアを開け

「ここが廉の部屋」

と私を部屋の中へ入れた・・・