茅が居なくなったのを確認して私は今日の朝の事を鞠唖と翔弥に話した。

「夫婦みたい」
と鞠唖に言われた。
「何かさ両思いっぽくない?」
翔弥が言いだした


「そんな訳ないよ」
本当にそんな訳ないんだ。
だって1年前に
《好きな人いる?》
て聞いたら
《いる》
って言ったんだもん。