私達のクラスのHRも終わり、南と下駄箱へ向かう。

嬉しい気持ちと緊張で、心臓がドクドクいっているのさえ聞こえてしまう。

周りは騒がしいのに。

南も、すごく楽しみそう。

私達のクラスの下駄箱の所にはすでに芯くんがいた。

昨日と変わらない笑顔で、リカちゃん!と出迎えてくれる。

南を紹介すると、芯くんは礼儀正しく、

「はじめまして。芯です。」

とお辞儀をする。