20分くらい電車に揺られていると、

「あ!リカちゃん見て!」

芯くんが見ているのは丁度私の後ろの窓。

そっちに目を向けると、でっかい水族館が見えて、水族館の周りには
海が見える。

水族館の壁にはたくさんの魚の絵。

「わーなんだか久しぶりにきたーーわくわくするね~」

と、私と芯くんは無邪気にはしゃいでいた。



私達の降りる駅ではたくさんの家族連れやカップルが降りた。
みんな休日を好きな人と過ごす為にやってきたのだ。

好きな人?私は芯くんを好きなの?
でも昨日いきなり告されて、もう次の日にはこうやって一緒に水族館にきた。

自分の気持ちはもちろんまだわからない。

だって、昨日の今日だもん。