「…桜?おいっ…」

――ドサッ

あれ?隆弘くんの声が遠くなっちゃった…
なんだろ…頭ボーッとする…

「…桜っっ!!!!!」

…あ、この声祐也だ

なんか祐也の匂いに包まれてる感じがする…
気持ちいい…

私はそのまま眠りについた


* * *

「ん…」

あれ…?
これ保健室?

「あ…起きた?」

「あ…はい」

保健の先生が微笑んであったかい紅茶を出してくれる

「私…」

「寝不足で倒れたの。何かあったの?」

「いえ…」

そっか、寝不足か…