夜の静かな一時。 夜空に輝く星はまるで宝石のように綺麗だった。 しかし、そう思ったのも束の間。 「火事だ―――火事だ―――」 数十メートル先には人だかり。 寝間着のままマンションから次々に人が出てくる。そしてなんだなんだと野次馬が集まる箇所があった。 「火事、みたいね…」 「そうだな…」