ほっと一息する時に【短編集】



外へでると真城が壁にもたれかかり本を読んでいた。



良かった…



俺は安堵の息をもらす。



「すみませーん、通りまーす。」




…幼稚園児の団体が俺達の班の脇をすり抜けていく。




……あ。