「あー…お前、昨日学校居なかったもんな…実はな…」 ―――――――― ―――― あの、バカ野郎!! 俺は気づけば奴を探していた。教室にカバンはもう無い。 もう帰ってしまったのかもしれない。 俺は走った。 廊下に着くと、まだ奴が上履きから靴に履き替えている途中だった。 「おい、待てよ」 俺は奴の肩をグッと掴んだ。