はい、只今学校に向かってます。
もちろん、幼馴染でお隣さんの
天使さんもいっしょ。
「 なぁ、みー? 」
「 ん?どうかしたの? 」
「 俺のメガネ知らん? 」
「 あー、分からない・・・。なくしちゃったの? 」
「 うん、ないんだ 」
「 えー、似合ってたのにな・・・ 」
天使さん、目は悪くないけど
学校とか人前に出るときは、伊達メガネをしてるんだ
黒ぶち眼鏡、似合いすぎっ
「 うん、俺も似合ってると思ったのに。
それに・・・めっちゃあのメガネ大事にしてたのにな・・・ 」
「 え?そうなの? 」
そこまで大事なものなんだ・・・
「 うん、だって・・・みーがプレゼントしてくれたものだもん・・・ 」
「 ・・・ばれてたんだ・・・ 」
そう、あの黒ぶち眼鏡・・・
おばさん(セイトのお母さん)に頼んでサンタさんのプレゼントみたいに
クリスマスの夜、天使の枕元に置いてもらったんだ・・・。
その後何も言われなかったから
ばれてないかと思ったのにな・・・
