「 ウ゛ぅー、迷ってたのにー 」


アイスを両手で持ってきた天使に唸ってみた。


「 何言ってんの?悩むことないよ。2人で半分コずつにしよ? 」





・・・天使さん?

あなたは、私の心臓を爆発させる気なの?



「 ・・・ん、ありがと・・・ 」

「 おぅ!はぃ、スプーンも貰って来たんだ! 」

「 準備が良いね((笑 」




ほんと、気がきくんだから、天使さんわ。

そう言うのわ、普通女の子がやるんだよね・・・

私、気が利かないのかな?


「 あ、そうだ、セイト? 」

「 ん?なに? 」


スクバを少しあさって、薄めのピンクのお財布を出す。

「 アイスのお金・・・ 」

「 なに、いってるの?この位、俺が出す!!! 」


天使さんは、言い出したら人の話し聞いたためしがないのです・・・

なのでここは、笑顔で言うの。

「 ありがと♡ 」

「 おぅ! 」


  ギュー


あぁ、天使さん。

また、抱きつきましたね?

心臓、止まりますよ、私。