青い瞳に囚われて



 「 あんたも、よく耐えるよね 」


昼休み


未美とお弁当たいむ。


未美に、またセイトに彼女ができた

っていったら、そんな言葉が返ってきた。


未美は唯一、私がセイトを好きな事を知ってる。




「 私だったら絶対無理ね。

さっさと告るか、諦める・・・

付き合ってる女つぶすわね。 」




未美は、さばさばした性格で
頭もよくて綺麗で・・・


お姉さんタイプ。



「 だって・・・ 」


「 はぁ。

分からなくもないよ?

でも、蜜柑がつらくない?

幼なじみで親友で・・・

なかなか、離れられないのに

真近でラブラブしてるとこみるの。 」




「 うん・・・辛い・・・ 」


「 ・・・はぁ。もう、ホント精神的な病気にかかっても知らないよ? 」



未美は私の事が心配になると

ため息が多くなる。


ため息すると、幸せ逃げちゃうんだっけ?


だったら、私が未美の幸せ逃がしてるのかも・・・