「なんで、冷たい態度とるの?」

私には可愛いのに…。
接っし方が違いすぎる。

「だって、うざいんだもん。」

ほっぺをプゥーとふくらまして言ってる。

可愛い…。
いちいちその可愛さがツボなんだけど!

「うざいって…。二重人格。」

「フフッ。確かに二重人格だね。…でも、友姫といるときの俺が本当の俺だよ?」

それって…。

「私にしか見せない素顔…、ってこと?」

て、私自分でなに聞いてんだ!
恥ずかしい人だよ…。

そう思ったら急に輝が立ち上がった。
そして、私の耳元で…。

「そ。友姫だけの俺…だよ?」

囁くように言った。

案の定真っ赤になる正直な私…。

「フフッ、真っ赤。ごちそうさま。おいしいかったよ!」

と、満面の笑みで言った。好きだなぁ、その笑顔。もちろん、幼馴染みとしてね!
作って良かったって思う。
て、いつのまに食べ終ったの!?