その時俺は、考えるよりも先に行動にでていたみたいで…。
友姫を抱き締めて『好き』と言っていた。
でも、友姫は『今は彼氏とか考えたくない』と言って。
結果的に俺はフラれたことになるのかな…。
でも、後悔はしなかった。それが俺の本当の気持ちだったからかな。
そして、その日から決めたんだ…。
友姫を好きになったヤツは徹底的に諦めさせるようにすることを。
自分で言うのはおかしいけど、俺はそれなりにモテることを知っていた。
だから「俺の彼女」と言って、ちょっと睨みをきかせたら簡単に諦めてくれる。
いけないことだとは分かっていても、もう、友姫のあの気付いた顔はみたくなかったから…。
あと、少しは俺のことを幼馴染みじゃなくて、男としてみてほしかったから…。他のヤツに告らせたくなかったから…。
だから、ずっとそうやってきた。
それじゃ、今回もあの隣に座ってるヤツに諦めてもらうか…。
出来るだけ早めの方がいいしな。そう決めたとき、隣から声が…
「ねぇ、桐谷くん?大丈夫?さっきから、顔赤くしたり、真剣な顔したりしてたけど、何か悩み事?」
友姫を抱き締めて『好き』と言っていた。
でも、友姫は『今は彼氏とか考えたくない』と言って。
結果的に俺はフラれたことになるのかな…。
でも、後悔はしなかった。それが俺の本当の気持ちだったからかな。
そして、その日から決めたんだ…。
友姫を好きになったヤツは徹底的に諦めさせるようにすることを。
自分で言うのはおかしいけど、俺はそれなりにモテることを知っていた。
だから「俺の彼女」と言って、ちょっと睨みをきかせたら簡単に諦めてくれる。
いけないことだとは分かっていても、もう、友姫のあの気付いた顔はみたくなかったから…。
あと、少しは俺のことを幼馴染みじゃなくて、男としてみてほしかったから…。他のヤツに告らせたくなかったから…。
だから、ずっとそうやってきた。
それじゃ、今回もあの隣に座ってるヤツに諦めてもらうか…。
出来るだけ早めの方がいいしな。そう決めたとき、隣から声が…
「ねぇ、桐谷くん?大丈夫?さっきから、顔赤くしたり、真剣な顔したりしてたけど、何か悩み事?」

