「幼馴染み×恋愛＝波乱万丈!?」

引っ越しをしてから6年後…。

ようやく父親の転勤が決まって昔の家に戻れることになった。
すごく長い6年間だった。早く友姫に会いたいという気持ちもあり、俺のことを覚えているかという不安な気持ちもあった。

それでも、やっぱり友姫に会えることは嬉しくて…。
転勤が決まってから1週間がたったころ、昔の家に帰ってくることが出来た。

まっ先に友姫に会いたくて友姫に電話をした。
隣の家なんだから家に行けばいいんだけど、なんだか気がひけて…。

近くの公園で会う約束をして、一緒に話しをした。
6年間分たくさん話した。友姫はあの頃と全然変わってなくてすごく居心地がよかった。変わったとすれば、すごく…びっくりするくらい…可愛くなってた。
そして、盛り上がってきたところで、ほんの興味本意で会話した言葉が今でも忘れられないー…。
『そういえば、友姫ってさー。彼氏とかいんの？』
『え!?…あ…、うん…。一応…ね…。』
『う、そ…。』
『ほんと、何でだかわかんないけど、彼氏いるんだよねー…』

その時の友姫はなんだか切なそうな顔をしてた。
その意味はよく分かんないけど、友姫は彼氏の男が本当に好きなんだと思った。
俺は俺の知らない男に嫉妬していた。

でも、もうその頃はもう中学1年になっていて、彼氏がいてもおかしくはない。