〜♪

「…んん…ん…」

〜♪

「んー…、もう朝?今何時?」

「もう朝。今7時30分だよ。てか、そろそろアラームとめれば!?」

「そうだね。7時30分かぁー。ありがと…う…、って、はぁ!?」

何でこいつがここにいるの!?

ここは私の家だよね!
そして、ここは私の部屋だよね!?
てことは、今見えているこの男の子は幻覚で、さっき聞こえたのは幻聴?
神様からのおつげかな?

「友姫!遅刻しちゃうよ!」
そう言って幻覚の男の子だと思っていた、思いたかった男の子が話しかけてくる。
「そ…そう、だね」
とりあえず、返事をしてみる。
…………。
「てっ!着替えるから、出てってー!!」

バシッ。

いろいろな意味をこめて、パンチを一発ヤツの頭にミラクルヒットしてやった。