先輩と、ふたりぼっち


「あぶなっ…」


修斗が先ほどよけた水溜りに、はまりそうになった。


「下見て歩こ…」


アスファルトに打ちつける雨を見ながら、とぼとぼ危なっかしく歩いた。









なにやってんだろ、俺。


それをやったら、前が見えなくなるだろ。









「兄ちゃん早くしろよー!」




その声に、顔を上げた、ら。







大きなトラックと

見慣れた笑顔と



重なって



音が、して…――