先輩と、ふたりぼっち


「あー、靴下気持ち悪い!早く帰ろーぜ、兄ちゃん」

「はいはい」



走り出した、修斗。

俺は眠くて、走れない。
というか、走りたくなくて、そのまま歩いた。



先を行く、修斗。

水溜りを跳ねてよけながら、スルスルと進んでいく。



「運動神経…いいな」



先を行く、修斗。

後を追いかける、俺。







なんで、注意しなかったんだろ、俺。



修斗が走る先には、交差点――