先輩と、ふたりぼっち


「高橋?
…ここ、7階だけど、降りないの?」


――あぁ、ほんとだ。
降りなきゃ。




あれ。



「先輩こそ、ここ7階ですけど…」

「うん。そうだよ?」


「―先輩の教室、6階じゃないんですか?」



私が先輩に会いに行こうとしたとき、たしか6階に向かっていた気がする。



「あぁ、5月いっぱいまではそうだったんだけど、6月から7階に変わったんだよ。なぜだかわからないけどね」



…ってことは。

先輩の教室と、私の教室は
同じ“6階”にあるということ?