私はいつからこんなに、わがままになったんだろう。 私だけを見てほしい。 私をもっと知ってほしい。 先輩のことをもっと知りたい。 ―私を、好きになってほしい。 先輩と仲良くなるうちに、その気持ちはますます膨らむ一方で。 でも、自分からはどうすることもできないまま。 諦めなければならない日が来ると 分かっていたのに “諦める”の選択肢が 消えつつあることを、悟った。 *