―いつもそうだ。 いつも私の心は、赤い涙を流す。 辛い。 痛い。 苦しい。 携帯をいじるたび。 部活の話をするたび。 …可愛く笑うたび。 梨花はいつも楽しそうで。 その姿を、先輩はきっと目にしているから。 何度もその傷口は深くなる。 ―痛いなら、やめればいいじゃない そんな声が聞こえても、だめ。 私はもう、先輩を嫌いで。 そして、先輩を好きだから。