ムスーー
「莉子ーうわ!なにその顔さっきから、ふてくされて」
そう、私はさっきから
機嫌が悪い
原因は、朝のぶつかった男の子のせい
「だってー」
私は朝あったことを
彩に話した
彩は、こくこくと頷いて聞いてくれた
「シカトねえ…その人かっこよかった?」
「う〜ん、分かんない」
「そっかあ」
「あ!」
「何よ急に」
彩が睨みながら聞いてくる
こここわい…
「えと…確か背は175センチ以上あったかな?」
「それでそれで!?」
身を乗り出して、目もキラキラさせて
興味津々にきいてくる
「う〜ん、茶髪でいかにもモテますって顔してた」
「それだけ!?」
おいおい、
そんなに食いつかなくても…
まあ、彩は面食いだから
しょーがないか
「一瞬だったから、そんなに分かんないよ」
「ふーん」
反応うすっ!
「9:15分から集会だから並んでー!」
担任の先生に言われ
廊下に並んだ…
集会が始まり
ものすごく話の長い校長先生の話を聞かされることになった
昨日、緊張して眠れなかったから
うとうとしてきた
やばい!このままじゃ寝ちゃう!
私は、そのまま気を失った…