[完]大人の恋の始め方






「松本がバレー部って、ちょっと不思議だわ」


あたしに近付く先生は、ちょっといつもと雰囲気が、違う。



「なんでですか?」


さすがに、先生との至近距離には慣れていた、あたしには余裕がいつもならあった。




でも、今日は違う。



「うん。なんてゆうか…」


先生は、あたしの真っ黒な、その髪をすくう。



「松本って、綺麗な肌してるし、細いし、ボール当たって折れちゃいそう」



そう言って、あたしの髪にキスをした。



ドキンッ



「あ、あのッッ///」


あたしは、見ていられなくて、目をつぶった。



「くすっ。やっぱり、松本ってうぶなんだな。これくらいで真っ赤。可愛い」



先生の可愛いという言葉が、さらに顔を熱くする。



「可愛くなんかっ…ッッひゃ!」



先生の手は、頬に到達。


あたしの頬を撫ではじめた。



「松本は可愛いよ。よく、告白とかされるんじゃないの?」



……告白。


確かに、何度かあるけど。


別に、可愛いわけじゃない~///



「松本、お前可愛すぎんだけど」


…………え??!!////



先生は、あたしを抱きしめた。


ななななななな何!!??/////