「お~、佐藤も、この学校だったんだな!久しぶりだなっ」



「え、友も?」



友美は、首を傾げる。



そんな友美に、大翔先生は笑顔を見せる。


「あぁ。松本もいるだろ?」


え…。


先生の言葉に、友美はあたしを見る。



「ヒロ先生気付いてたんだぁ!!杏里、おいでよっ」


友美に手招きされ、断れるわけもなく、そこに向かう。



「久しぶりだな」


「あ、お久しぶりです」


俯きながら挨拶を交わす。


……。


あたし、これから1年間、急に不安になってきた。