1ヶ月後




「杏里、めっちゃキレイ!!」



「さすが杏里ねー!!」




「うんっ、ピッタリね♪」



友美に心美、それから優里花さんに、褒められて、赤面する。


今日は、これからの人生でも、きっと二度とない日。



全て、優里花さんプロデュースのあたしのための純白のドレスに身を包む。



ほんとは、メイクは優斗さんにやって貰いたかったけど、やっぱりお楽しみにしたくて。



今日のために、奈緒さんと楽さんが来てくれた。



二人とも、大学でやっていただけあって上手!!!



「優斗にはもったいないわねー」


「杏里ちゃん、今からでも遅くないから、俺と結婚しっ……イテっ」



「アンタにはあたしがいるでしょ!!!」



楽さんと奈緒さんも、ヨリを戻したらしい。



「失礼しまーす」



「はーいって、響くん!それに大翔!!」



「おー、杏里キレーじゃん」



大翔は、優しい目であたしを見る。



「ありがとう!!」



「ありゃー、こりゃ優斗さん妬くよ?」




友美は苦笑いを浮かべ、計くんも頷く。



「え??なん」



「なんで俺より先に見てんだよ、お前ら」




急に香る、香水。