[完]大人の恋の始め方






「目…つぶって?」



そう呟くと、優斗さんはそれに従った。



そして、腰をおり、あたしに高さを合わせる。



……うわっ///



ほんとに綺麗な顔。



無防備な彼の顔は、キラキラして見えるくらい。



羨ましいな…、睫毛も長いし。



てゆーか、キス…って、どのタイミングでするの…?




ふと疑問が湧く。



いきなりいくものなのかな?!


でも、ビックリしちゃうし、あたしの心の準備も…。



ああだ、こうだ考えていると、


「…遅い」


彼の瞳が開かれ、次に後頭部に手が回される。




そのままグイッと引っ張られ、あたしは条件反射で目をつぶった。



少しして、ゆっくり目を開くと、優斗さんの顔が、これでもかというくらい目に映った。



「えっ///ナニコレッ!?///」



「ん?杏里がキスしやすいように、顔近付けてあげたの」




楽しそうな彼は、近くても決して唇が触れない距離を保っている。



「いじわるっ///」



そう言うと、彼はニヤリと笑った。



「今更言われてもなー?


俺のコレは昔からだし?



でも、それが杏里は嫌いじゃなっ…………」