[完]大人の恋の始め方






そりゃいつかはそんな日が…って、んな想像は消えてーッッ///



脳内の妄想を消し去らい、再びメニューに目を戻す。



「俺、アスパラと車えびのペペロンチーノ」



もぉっ!///
こっちは動揺しまくりなのに、全然動じない優斗さんがムカつくっ!!




とは言え、本当にメニューを決めなきゃ。



うーん…。
全部美味しそうに見えてくるのは…、あたしだけ?



ピザも美味しそうだし、パスタも~。



えー…。
優柔不断って、ほんと嫌だ~。


すると、優斗さんが小さな声を上げた。



「どうしたの?」



すると、自分のメニューをあたしに傾け、そのページを見せる。



そこはピザのページ。



「二人でピザも食おうぜ?パニーニまじ美味そう」


ニヤニヤとする優斗さんの顔は、明らかに小学生。



少年のような笑顔に、つい笑ってしまった。



「なんだよっ//」



ちょっと拗ねたような声。



「むふふふっ」



やばいっ//
可愛すぎて笑える。



口に手を抑えて、必死に我慢するけど、それでもこぼれ落ちる。



てゆーか、これじゃぁさっきの逆だ。



でも止まらないから、仕方ないってもんですよ。