あーもう!!!


なんでこうなるんだ??



実は、あたしと優斗さんは、まさかの同室になってしまったのだ。



で、冒頭の通り、優斗さんが、あたしのかばんをあさって楽しんでたわけ。



てゆーか、同じ部屋で寝るの?!///



シャワーに打たれながら、そんな事を考える。



あー…、緊張とドキドキで、身体がどうにかなりそう。



だって…、優斗さんに"片想いの女"なんて言われちゃったんだから…。



思い出すと、身体が一気に熱を持つ。



気を落ち着かせてから、シャワールームを出る。



「優斗さん…?シャワーどうぞ?」


あたしがベッドルームに入ると、優斗さんの吐息が聞こえた。


あたしは、そっと優斗さんに近付く。



…綺麗な顔。


長い睫毛。
きめ細かい肌。
薄い艶やかな唇。



全てが完璧。


ああ…いいな……。


ほんと、この気持ちは何なんだろう…?



恋…?


でも、あたしが思っていた恋は、優斗さんに"子供の恋愛ごっこ"と言われてしまった。



ねぇ優斗さん。


あれが子供の恋愛ごっこのような気持ちなら、今のあたしは、一体何歳ですか?



どうやったら、大人の本気の恋が、出来ますか?