二股物語



N中の二人が去り、また秋人と二人きり。

「女と二人きりがいーよ」

「何、言ってんだよ、涼也(りょーや)。
援交とかマジびびったー」

「N中さS中の次にヤンキーいるんだろ。
S中にも援交してんのいるだろ」

「涼也知って「知らねーよ」」


だけど、本当に『助ける』時が来るとは思ってなかった。

援交の怖さをこの時は知らなかった。