譲る葉

そう考えると

ものすごく悲しくなった

泣きたくなった

二十社目の不合格を知らせる電話よりも

私は泣いた。

あの、暗く沈み

時に冷たく突き放すような電話の声よりも

お母さんを闇の底に引きずり込んでゆく

死の声が

何より恐ろしくて

耐えられなくて

もう電話をかけることすら困難になった

声が震える

それでも諦められない

諦められるわけが無かった。