そういうとふたを回し、ピンクのきらきらがついた棒を私のくちびるに当ててきた。
「ん、にゃんですのこれは。」
「動いちゃだめだよ。...べたべたするけど我慢しててね。」
上唇と下唇のくっつく感じが初めてで耐えられませんわ。
「OK~。お疲れ様。...うん、さすが素がいいと仕上がりも最高。」
「そ、そんなこと...ありませんわ。」
大智は本当に率直に言うので対応に困りますわ。
「はい、鏡見てごらん?...どう?」
渡された鏡を見てびっくりした。
「これが、私ですの?目、おっきいですわ。」
まつげにはビューなんとかとカラマスとかいうので目の大きさが普段の1.5倍になっていました。



