大智の夢はスタイリスト。
それは、私も応援していてたびたびメイクモデルをやっていますの。
「よし...。アイメイクは終了っと。あとは...。」
そう1人ごとを言いながらリップスティックを手にとった。
ベージュの色が大人っぽい。
大智のきれいな指が私のあごから頬をつかんで塗っていった。
「ん。あとは、グロスグロス~。」
「グロ!?なんですの?そのグログロ。」
グログロ?
なんかいやな光景が目に浮かんでしまいますの。
「あ、ぁ。グロスだよ。これを塗ると発色が良くなって色っぽいんだよ。」
「そう...なんですの。」
メイクの道具のようでした。



