あんな…。

さてと、学校に行かなきゃね。

チャリにまたがり、ゆっくりとこぎ出す。

毎日、毎日、同じ景色を見ることにあきてきたけれど、自転車を漕いでるときの頬に当たる風は嫌いじゃない。

むしろ好き。


少しめをつぶって漕いでみると、そこにはあるはずもない空想の世界が広がっていた。