「ちなみに」

雛菊が人差し指を立てた。

「今日秋帆君が履いてるおパンツも私が選んであげた奴だよ?」

「何をカミングアウトしちゃってるんですか雛菊ちゃんんんんんっ!」

離れた場所から叫ぶ色白男子。

まぁアホの子の発言は置いといて。

「それにしても、最後まで付き合ってるかどうかは尻尾掴ませなかったよね、アンタ達」

薊が撫子の紙コップに二杯目のドリンクを注ぎながら言う。

「よっぽど上手くやってたのね…隠れてお部屋デートとかしてた?」