やる事やったし、速攻でその場を離れて、またもトイレに隠れて変身を解く撫子。

花見の席に戻ると。

「何してたの撫子ちん!さっきラブリーピンクが出てきて、大活躍だったのに!」

雛菊が熱っぽく語る。

「へ、へぇ~…それは見たかったなぁ…」

引き攣った笑いを見せる撫子。

そんな彼女達の頭上を。

「よく頑張ったね、ラブリーピンク」

光の玉が飛び回る。

「君はこれまでよくご近所の平和を守ってくれたから、その努力に免じて時給を98円から…」

(え、アップしてくれるのっ?)

期待に胸躍らせる撫子。

「119円にアップしてあげよう!」