「きゃー♪こはく先生♪」

「遅れてごめんなさい雛菊さん」

こはくの姿を見つけた雛菊が駆け寄り、んぎゅうっ、とハグ。

新年会以来、すっかり仲良くなった二人である。

が。

「秋帆さんも久し振り」

こはくが色白男子に近づこうとすると。

「だめっ!」

雛菊は素早く色白男子にしがみ付き、シャーッ!と猫のように威嚇。

「こはく先生は好きだけど、秋帆君には近づいちゃ駄目!」

これまた新年会のハレンチ頂上決戦以来、こはくの事は危険視している雛菊である。