高野先生の腕のなか




「……笹沼さんのことだけど、」


その言葉に私はハッと高野を見た。


高野は言いにくそうに俯いている。


「残念だけど、…なんらかの罰は受けてもらうしかない。自宅謹慎とか、最悪停学ってことも…」


「ダメっ」


高野が驚いてこちらを見る。私は、点滴の付いていない肘をついて上体を無理に起こした。



.