高野先生の腕のなか




高野がちらとこちらを見る。


頬が緩んで仕方ない。


そうだ。このネクタイは、私が高野に贈ったものなのだ。


柄はないが、上品な水色のネクタイ。若くて爽やかな先生にぴったりだと思ったのだ。



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