The last song...



「あの、すみません!大丈夫ですか?」




?「あ、こっちこそすみません!大丈夫?どっか打ったりしてない?」





サングラス越しに目が合う












ああ、完全にナオトだよ…




?「あの…俺の顔に何か…?」






やば!つい見惚れてた!




「あ、いえ!すみません!…………あの…Crazy Moonのナオトさん…ですか?」







やっぱり気になって聞いてしまった



こういうのって本当は、気づいても流すべきなのかもしれないけど…






Crazy Moonのナオトは譲れない!

こんなチャンスないもん!









ナ「あ、そうです。知ってくれてるんだ?ありがとう!」






やっぱり!






「あ、私、すごい大ファンなんです!応援してます!」


ナオトと生で話せるなんて、最初で最後の体験だろうな






「じゃあ、本当にすみませんでした!けがしてたら本当にごめんなさい!では!




ナ「俺こそごめんね!」







みんなを待たせてるし早く帰らないとまずい









私はナオトに頭を下げると足早にその場を去った