YONAGO-LOVE STORY【1】


『テメェは我がしでかした事をそうやってオレのせいにして…言い訳して…親の前で嘘泣きコいて…親まで巻き込んで…完全正当化かよ!?』

『穂香と真香はオレの子だよ…!!頼むね…じゃねぇよ!…お願いなんかされなくてもオレの子なんだよ!オレがちゃんと育ててデカくしてやるよッ!!』

運転中オレの頭ん中…
結婚していた時の過去が、蘇った悪夢だ…

誰が悪いの…

オレか…?嫁か…?

はたまた親か…?

お前が後取り家付き娘なのが災いしたのか?

その答えは

永久に出ねぇんだよ…


出ねぇまま…

オレが書くべき欄は
全て埋めて…
ハンコついて…
紙置いて
出た。

あんな紙っ切れ1つで
はい!
さよ~なら!


完全に

さようなら…だよ。

ほらよく

『離婚してからも我々はお互い行き来していて

いい関係です』とか

意味わかんねぇ話をよく耳にするが…

オレらの場合はダメだ!!戸を閉めた瞬間

二度と会わねぇと

心に誓ったのだ。

そして…

結婚それ自体も…

二度としねぇ…

そうさオレは…

一人のままさ…

There's no sholder…
『行こう…お前ら』2人の娘の手を引くオレ…


思わず座り込んで
2人の肩を抱き締める…

There's no sholder…

頬を埋め泣こうとしたけど…

一分でも早くここを


去りたかった。

なんか
つい
この前の事のようだね。