『テメェは我がしでかした事をそうやってオレのせいにして…言い訳して…親の前で嘘泣きコいて…親まで巻き込んで…完全正当化かよ!?』
『穂香と真香はオレの子だよ…!!頼むね…じゃねぇよ!…お願いなんかされなくてもオレの子なんだよ!オレがちゃんと育ててデカくしてやるよッ!!』
運転中オレの頭ん中…
結婚していた時の過去が、蘇った悪夢だ…
誰が悪いの…
オレか…?嫁か…?
はたまた親か…?
お前が後取り家付き娘なのが災いしたのか?
その答えは
永久に出ねぇんだよ…
出ねぇまま…
オレが書くべき欄は
全て埋めて…
ハンコついて…
紙置いて
出た。
あんな紙っ切れ1つで
はい!
さよ~なら!
完全に
さようなら…だよ。
ほらよく
『離婚してからも我々はお互い行き来していて
いい関係です』とか
意味わかんねぇ話をよく耳にするが…
オレらの場合はダメだ!!戸を閉めた瞬間
二度と会わねぇと
心に誓ったのだ。
そして…
結婚それ自体も…
二度としねぇ…
そうさオレは…
一人のままさ…
There's no sholder…
『行こう…お前ら』2人の娘の手を引くオレ…
思わず座り込んで
2人の肩を抱き締める…
There's no sholder…
頬を埋め泣こうとしたけど…
一分でも早くここを
去りたかった。
なんか
つい
この前の事のようだね。



