YONAGO-LOVE STORY【1】

ゆっくりとエレベーターで立体駐車場の屋上へ…
いずみの
車も同じ屋上にあるらしい。
出ると完全に外は真っ暗…車を見せてもらった…
変わってるぜ…
シルバーのワゴンRに…

真っ黒なバモスに乗せてもらったあの想い出の車ではなかった。

「オイ…いつ変えた?」

「一年前についにね!!孝次アンタは?」

「コイツらが生まれてから…ほれ!中古で買ったやつだがな~」

オレは現在黒のセルシオ。
いずみお前は見るなり… 「うわ!カッコいいやつ!!セルシオってだけでもすげぇのに…黒一色のハイソナ…やっぱイカついよ~」

いきなりテンションたっけぇな(苦笑)お前…


さらに…

「おまけにフィルムの色もまっ黒だし~似合うよアンタに…」

「このフィルムね☆いっそのことフルスモークにすればぁ~そしたら孝次まるでヤクザっぽい!!
それに真っ黒いそのスーツでもうッ完璧ぃ♪」
…この…バカ女(笑)

…お前の実年齢とその性格雰囲気のギャップにオレは惚れていたんだよな…

この女オレの心をもろ激しく揺さぶりやがるぜ!

今は娘の前だから
しねぇけどな…!!

キスしてぇぞ…
抱きつくぞ…