櫻色~笑顔の素敵な君~


「おいしーね」
といいながら
かき氷を食べる日和。

すると
夜空に、

ドンっ!

真っ暗な空に
大きな花が咲いた。

花火が始まると
子供のように
喜ぶ日和。

「ほら!みて
櫻くん!綺麗だねー!」

と言いながら日和は
俺の肩に寄り添った。

「日和と花火見れて
俺は幸せだーっ!」

と大きな声でいうと
日和は

「わたしもーっ!」

と俺に負けじと大きな声でいった。


俺はこの日みた
花火を忘れない。

すると
日和と目が合う俺。

花火の光に照らされる
日和の顔が可愛すぎる。

目が合ったまま
見つめる俺達。

不思議と顔が
近づいていく俺と日和。


ドンドン近づく…

そして日和の唇が
俺の唇にそっと触れた。

その瞬間
大きな打ち上げ花火が
俺達を照らした。

ファーストキス…。

俺は初めてキスをした。

日和の唇は
とても柔らかくて
暖かい。