櫻色~笑顔の素敵な君~


辺りは薄暗く
花火大会ってこともあり
浴衣姿の人達で
賑わっていた。

ここから
花火大会の会場は
歩いて15分くらい。

俺達は会場に
向かう事にした。

会場に近づくにつれ
人が増えていく。

道路側を歩いていた
日和を内側に
誘導すると
ありがと!と
微笑む日和。

浴衣姿ってのも
あるせいか
普段より倍に可愛く
見えた。

会場につくと
佳奈が

「じゃあここからは
カップル行動ということで!
終ったらみんなで
花火するからまた
連絡いれるね!」

そう俺達に告げ
佑樹とスキップしながら
屋台巡りをしに行った。

「俺達もなんか
買いに行くかー!」

と日和の手をつなぎ
歩き出した俺達。

「なんかほしいものあるー?」

と日和にきくと
周りを見渡し

「そーだなー、
じゃあかき氷!」

とかき氷の屋台を
指差す日和。

かき氷の屋台に
並び、俺はイチゴ味
日和はレモン味を選んだ。

歩きながら食べるのも
食べづらいので
堤防を上がり
芝生の上に座った。