櫻色~笑顔の素敵な君~


「櫻、めっちゃ
歌うまいからなー。」

「たしかに、
さっくんはめちゃくちゃ
うまいね、佑樹も見習いなよw」

それを聞いた
日和は画面に釘付けだ。

俺がいれた曲は
もちろん
大好きなロックバンドの曲。

イントロが流れ
歌い出す俺。

1番のサビが終わり
間奏に入ったとき
日和が

「すごいねっ!」

と耳元でいう。

更に気合いの
入った俺は
ノリノリで歌いきった。

「すごい!すごい!
櫻くん歌手にもなれたんじゃない?」

そうきく日和。

「CDデビューの
話もあったけど
断った。」

そう答えると日和は

「やっぱりー?
でも櫻くんがもし
曲出してたらわたし
絶対ファンになってたかも!」

嬉しそうに話す日和。

続いて佳奈も
歌いきった。

佳奈の歌声に
聴き入っていた様子の
佑樹。たしかに
佳奈も歌がうまい。

そんな感じで
佳奈と日和が
デュエットしたり
カップルデュエットで
日和とも一緒に歌った。

気づけばもう夕方。

カラオケボックスを
後にする俺達。